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C-130 Hercles
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1980年3月ユタ州からネバタ州に入り、ネリス空軍基地の北側エプロンで最初に目に入ったのが白いRP-3D(VXN-8所属のRoad Runner)とイギリス海軍のバッカニア攻撃機だった。RP-3Dの横に並ぶ迷彩のC-130は、所属が判る表記もなく、ほとんど関心を呼ばない存在だった。しかし 翌日から目にしたレッドフラッグ演習では、参加した6機がまとまって飛行するなど、戦術輸送の訓練を行う存在感のある飛行を見せていた。本ページでは、まずはこの部隊からご紹介する。
317th TAWは、輸送航空団としては、古い歴史と実績を持ったベテラン部隊である。1942年テキサス州サンアントニア似て創設され、最初の赴任地は太平洋方面でオーストラリアに基地を置き、南西諸島の攻略作戦等で輸送任務をこなした。戦後 立川基地などに駐留したが、ベルリン危機に対応して、当時の西ベルリンへの輸送業務を行っている。1957年駐留していたフランスで新鋭のC-130Aを受領して
コンゴやインドなどでの国連の軍事作戦に参加している。正に西へ東への活躍である。

ベトナム戦争へも1971年に参加し 後に本拠地をノースカロライナのホープ空軍基地に移してしばらくはここを本拠地にグレナダや湾岸戦争などで活動していたが、部隊は1993年に一旦解散となっている。

1997年テキサス州ダイエス空軍基地で部隊は復活し、新生317th AWとしてC-130Jを使用中、ダイエスには、B-1B部隊もいる。
Wings
この部隊は、ノースカロライナ州ホープ空軍基地の317th TAWで、前ページでもユマでのタキシング写真をご紹介している。MACの正にホープの航空団でC-130Eを使用していた。2022年現在は、テキサス州ダイエス空軍基地へ移動しC-130Jを使用。
恐らくこの写真の被写体となる前まで、胴体前部に赤い317th TAWのインシグニアを書いていたはずだが、参加機全機ダークグリーンで上書きされて消されている。尾翼のMACの黄色いラインも同様に消し込んだ後が残っている。
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↑ 日中単独1機で飛来したC-130E、迷彩塗分けのラインも317th TAWのものと異なる。マッコード空軍基地の62nd MAW所属の機体。
現在は、グリーンのラインを入れたC-17Aを使っている。

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